赤) ブルゴーニュ ドメーヌ・ポチネ・アンポー(フランス / ヴォルネイ・レ・サントノー [1964]-ヴォルネイ




最近のブルゴーニュでは比較的若い頃から熟成を待たずして楽しめるスタイルのワインも多くなり、ポチネ・アンポーのように若いうちは固く、開くには相当の時間が必要なスタイル、すなわち熟成のポテンシャルを持つ古典的なスタイルのワインには、なかなか注目が集まりにくい時代なのかもしれません。

しかし私はどんなに趣向が変化したとしても、アンポーの熟成したワインには時代を超えた普遍的な価値を感じます。本当の意味で飲み頃を迎えた、優れた古酒に出会うのも簡単なことではなくなりましたが、口にすれば誰もがその素晴らしさを認める味わいがここにはあるのです。

他のドメーヌの同一ヴィンテージに比べてミネラルが多く、引き締まった酸味がアンポーの古酒の特徴のひとつで、蔵の中で一歩も動かず熟成を待つためか、予測する熟成感よりも若く感じることも少なくありません。「ブルゴーニュの古酒を語る上で、ポチネ・アンポーの名を避けて通ることはできない」という愛好家も多く、長い長い期間大切に熟成されてきた古酒だけが持つ魔法のような味わいは、今後も世界中の愛好家を魅了し続けてくことでしょう。。